北海シマエビ、シマエビ漁(打瀬舟漁)について、よくある質問をまとめています。ご旅行の参考にご覧ください。
Q.北海シマエビ漁ってどんな漁?
A.今なお残る伝統の打瀬舟漁です。
明治時代から変わらないこの漁法は、シマエビの住処であるアマモを傷つけないようにエンジンを止め、帆を立てて風力で進む曳網漁です。
餌でおびき寄せるエビ籠漁ではなく曳網で漁をするので、餌の味やにおいがエビに付くことがなく、エビ本来の味を味わうことができます。
風を受け、三角の帆をはためかせて静かにすべる打瀬舟の情景は尾岱沼の風物詩になっており、北海道遺産に選ばれています。
Q.漁期はいつから?
A.夏漁は例年6月中旬~7月中旬、秋漁は例年10月中旬~11月上旬です。
例年、6月はじめ、10月はじめ頃に資源調査が行われ、漁期が決定します。調査結果が出るまでは観光協会で漁期についての回答は出来かねますので、ご了承ください。
また、規定の漁獲量に達した場合は、当初予定した漁期によらず早く終漁する場合もあります。
(参考)今季の予定及び過去の漁期間
年 | 夏 | 秋 |
---|---|---|
2022 | 6月27日(月)~7月28日(木) ※6/27~7/21の予定でしたが、天候不良のため変更になりました。 | 10月20日(木)~11月7日(月) |
2021 | 6月23日(水)~7月23日(金) | 10月22日(金)~11月6日(土) |
2020 | 6月27日(土)~7月20日(月) ※6/27~7/16の予定でしたが、天候不良のため変更になりました。 | 10月22日(木)~11月10日(火) |
2019 | 6月18日(火)~7月25日(木) ※6/17~7/25の予定でしたが、天候不良のため変更になりました。 | 10月22日(火)~11月6日(水) |
2018 | 6月21日(木)~7月19日(木) ※6/20~7/12の予定でしたが、天候不良のため変更になりました。 | 10月22日(月)~11月8日(木) ※11/6までの予定でしたが、延長になりました。 |
2017 | 6月19日(月)~7月1日(金) | 10月26日(木)~11月11日(土) |
2016 | 6月20日(月)~7月22日(金) ※6/17~の予定でしたが、天候不良のため変更になりました。 | 10月22日(土)~11月2日(水) |
2015 | 6月19日(金)~7月25日(土) | 10月21日(水)~11月7日(土) |
2014 | 6月19日(木)~7月26日(土) | 10月27日(月)~11月6日(木) |
2013 | 6月21日(金)~7月27日(土) | 10月21日(月)~11月18日(月) |
Q.出漁時間は?
A.下記のとおりです。
(旗振り船の指示) | 夏 | 秋 |
---|---|---|
終了時間(荷捌き所着) | 10:30~11:00(1回目) 13:30~14:00(2回目) | 14:00 |
セリ | 11:30(1回目) 14:15(2回目) | 14:15 |
※天候等の条件により、時間は変更になる場合があります。
Q.休漁日は?
A.日曜及び、海の日は休漁です。
その他悪天候(強風・雨)や無風の時等、気象情報によりお休みとなることもあります。
Q.見学方法は?
A.漁の見学方法は、ご希望の見え方、予算や滞在時間に応じてさまざまです。
①尾岱沼の高台から遠景で見る方法
②漁港から見る方法
③半島から見る方法
④観光船(朝便)・小型舟(要予約・チャーター制)に乗船して、より近くから見る方法
・漁場は潮目や風向きで毎日変わりますので、高台から場所を確認してから近いポイントに向かう方も多いです。
・国道244号沿いは、高台になっています。道の駅おだいとう~野付小学校までの国道沿いが目視できるポイントです。ただし、国道から写真で撮る場合は、打瀬舟自体はかなり小さく遠景になります。
※道の駅おだいとう(北方展望台)は駐車場がありますが、国道沿いには駐車帯等がないため停車して見学する場合は、通行にお気を付けください。
・尾岱沼市街に入ると建物が多くなりますので、見えづらくなります。
Q.見学時間は?
A.夏の出漁は午前5時、秋の出漁は午前6時30分です。
船はセリの時間にあわせて帰港しますので、おおむね午前中が見学可能な時間です。
出漁、帰港時は漁港防波堤から見学ができますが、港から漁場までは船外機を使用して移動するため帆は畳まれた状態です。帆は漁場に行ってから広げます。
Q.打瀬舟を近くで見る方法は?
A.別海町観光船に乗船すると、より近くで見ることができます。
打瀬舟を見るには、朝1便目がおすすめです。
※観光船の運行は10月末までです。
※観光船は、団体ツアーの受入等で運行時間が変更になる場合がありますので、出港時刻は事前に御確認ください。
Q.漁期以外はエビは食べられないのですか?
A.漁期終了後は、海産物直売所でゆでエビ(冷凍)を購入することができます。
北海シマエビは、ほとんどが塩茹でで流通します。
その他、シマエビ天丼が下記の店舗にて提供されています。
※刺身、踊り食いは漁期のみの提供です。
(漁期以外は冷凍)
Q.遠方に住んでいます。シマエビの通信販売はありますか?
A.下記オンラインショップで注文が可能です。
その年の漁獲量等により、早期に完売の可能性もありますのでご容赦ください。
Q.ゆでエビ1kgの価格と量はどのくらいですか?
A.資源量や流通の状況により価格変動があるため時価となります。詳しくは上記オンラインショップにお問い合わせください。
1パックあたりのエビの量について、野付漁協直売所の場合
・特大1kg 40~45尾
・大中込1kg 70~80尾 が目安です。