伝統の収穫祭!~野付小学校~(食育レポートvol.16)

2014年9月18日(木)、尾岱沼地区にある野付小学校で開催する
「収穫祭」にお邪魔しました。

野付小学校

▲全校児童86名の野付小学校。

 

野付小OBやお父さんたちが畑を耕し、児童がじゃがいもの種芋を植えて育て、今日は、8月末に収穫したじゃがいもで料理を作る”収穫祭”。

野付小学校 収穫後のじゃがいも畑


▲8月末、ここからじゃがいもが収穫されました。

 

1~6年生が4つの縦割り班で、じゃがいも料理を作ります。

メインメニューはカレーライスとハヤシライス。
サイドメニューはいもだんご・肉じゃが・じゃがバター。

 

【1年生から6年生まで、全員で下準備】

まずは班ごとにじゃがいもの皮をむき、メニューの材料を切ります。
1年生も高学年に手を添えてもらって包丁を使っていました。
野付小学校 じゃがいも調理

 家でお手伝いをしているという1年生、ピーラー使いは手慣れたもの。
野付小学校 じゃがいも調理

 

一方、校長先生たちは尾岱沼地区の「牛蔵 ふぁーむながの」さんから提供された
”野付 潮彩牛 こだわりハンバーグ”を大事に焼いていきます。
野付小学校 ふぁ~むながののハンバーグ調理

 

【料理の仕上げは高学年!】

低学年の児童は、材料を切り終わったら遊び時間。
野付小学校 休憩時間

火をかけてからは、高学年で料理を仕上げます。
こちらはいもダンゴ作り。
「ちょっと(じゃがいものゆでかた)、固かったかな~」
野付小学校 収穫祭 じゃがいも調理

 

肉じゃがづくりは 「火が熱い!」
野付小学校 収穫祭 じゃがいも調理

 カレー班はアク取りを丁寧にしていました。野付小学校 収穫祭 じゃがいも調理

 

 いもダンゴは、楕円形の他にも星形、ハート型、動物型…野付小学校 収穫祭 じゃがいも調理

 

 校長先生達が焼いていたハンバーグも、美味しそうに焼きあがりました。野付小学校 収穫祭 ハンバーグ調理

 

 

調理が終わったら、体育館へ集まって盛り付けます。
野付小学校 収穫祭の盛り付け

 

”野付 潮彩牛 こだわりハンバーグ”は、体育館の中央で配られました。野付小学校 収穫祭の盛り付け

 

【がんばった!その味は?】

およそ半年かけて育て、半日かけて出来上がったじゃがいも料理。
「いただきます」の直後、あちこちから「おいしい!」の声が聞こえました。

 

そのあと、
「いもでっかい!」「溶けちゃうから大きく切ったんだよ。」
「いもめっちゃやわらか~い」
「ハンバーグおかわりしたい!」
「玉ねぎは涙出たよね~」
味の感想、作った苦労、話題は尽きないようです。
野付小学校 収穫祭での児童たち


▲種まきから収穫、調理まで取り組んだこどもたちの顔。

 

【異学年交流で”思いやりの心”を】

野付小学校 校長 音川忠志先生にお話を伺いました。
野付小学校 音川校長

「1~6年生までの縦割り班なので、じゃがいも植えから収穫を通じて、異学年交流ができる。低学年に手を添えるなど、やさしい心で思いやりの心が育って欲しい。
また、地域の方が畑おこしをしてくださったり、高級食材を提供してくださっている。
小さい学校だからなおさら、地域のつながりに感謝の気持ちを持ってほしい。」

 

収穫祭には来られませんでしたが、黒毛和牛ハンバーグを提供した
「牛蔵 ふぁ~む ながの」の永野孝浩さんにもお話を伺いました。
永野さんも野付小学校の卒業生です。

「この地域に、小規模だけど肉牛がいるよ、と知ってもらいたいのと、
味覚は8~10歳頃までに形成されると言われているので、
それまでに、”本物の食べ物”の味を知って欲しいと思っています。」

 

お鍋はからっぽになりました。
野付小学校 収穫祭

 

最後に、手伝ってくれた人と食材に感謝して、「ごちそうさま」を言いました。

 

【父の代から続いた”伝統”を続けたい】

畑おこしをした野付小学校平成地区OBの代表、
飯山昭二さんも一緒に食事をしました。
お子さん2人が野付小学校に通っています。
野付小学校OB 飯山さん


「一から作物を育てる経験というのはなかなかない。
毎年おいしいじゃがいもがとれるのは皆さんの流した汗のおかげ。

畑おこしの手伝いは父の頃からあった伝統で、当たり前のこと。
昔はお父さん達だけだったが、今は独身のOBや入学前の子のお父さんも手伝ってくれている。

みんなで世話をして、収穫し、ごちそうを食べるありがたみを感じることは貴重な経験。お父さん達は忙しいけど、子どもたちのために手伝いを続けます。
来年もトラクターで畑をおこしに来ます。」

 

 

《農林水産省フードチェーン食育活動推進事業》