給食に地元の食材を~別海町 学校給食センター~(食育レポートvol.13)

別海町 学校給食センター

別海町の幼稚園・小学校・中学校の給食を作る
「別海町 学校給食センター」。別海町役場、別海消防署と並んで立っています。

乳製品や海産物の豊富な別海町のこどもたちは、どんな給食を食べているのでしょうか。
栄養教諭の千葉知美先生に伺いました。

 

【広い広い別海で、できたての給食を!】
今年度は調理員13名で毎日1,900食作っているそうです。
面積が東京23区の2.1倍ある別海町の隅々まで届けるため
調理開始は7時30分から!
しかも、調理が終わってから2時間以内に子供たちが給食をたべられるよう
時間との戦いです。
別海町 学校給食センタートラック


▲別海町は東西61.4km、南北44.3km。
 トラック7台で、できたての給食を届けます。

 

【思いが届きますように…こんだて表】
「今、こどもたちに伝えられるのはこんだて表だけなんです」
 2014年 別海町学校給食献立表


「たまねぎとはくさいのみそ汁」、「ふきいりけんちんじる」など、料理に何が入っているのか伝えたい、という気持ちが表れていました。

 

【牛乳はもちろん、別海牛乳!】

給食と言えば必ず出てくるのが”牛乳”。
別海の給食では、べつかい乳業興社の”べつかいの牛乳屋さん”です。
べつかいの牛乳屋さん×別海りょウシくん

さらに年に3回、7~9月はデザートに
”べつかいのアイスクリーム屋さん”が登場!

そのほか、主食のお米は北海道産「ななつぼし」、
パンの原料、小麦も北海道産。
野菜も旬の期間は北海道産を使用しているそうです。

 

【地元の食材を届けるために】
平成26年度 第1回「別海給食」


▲別海町の食材がメインの「別海給食」という日を設定しています。
 今年度1回目の「別海給食」は、町内畜産業者の牛肉を使用した「なつやさいのドライカレー」と、べつかい乳業興社の「べつかいのアイスクリーム屋さん」。

給食は前日調理をすることができないため、当日時間内に調理できる食材である必要があります。
6月の献立「ホタテカレー」の場合は、別海産のホタテで、むき身のものを使用したのだそうです。

「当日調理だけでは限界があります。また、1,900人分という大量の食材が一度に必要になるため、下ごしらえ、大量仕入が可能であることが必要なのです。
漁協さんからは、10月には秋鮭が旬と伺っています。連携しながら給食に取り入れていけたらと思っています。」

 

【生産する人、食べる子どもたちとのつながりを】

”給食の人気メニューは?”
「やっぱりカレーですね。
あとは麺類。スパゲッティ、ラーメン、うどん。」
学校給食 カレーの辛さ比較


▲幼稚園・小学校向けのカレールーは甘め、中学校では少し辛め。
 中学校のルーはスパイスが効いて、舌にピリリと辛さが効いていました。

 

千葉先生はおっしゃいます。
「別海の給食は、和食の煮物がとても美味しいんです。
調理員さんの調理が上手なのだと思います。
なのに、煮物は残食が多い。
作る人の”思い”が伝われば、残食が減るはず。
どのようにしたらその”思い”を子どもたちに伝えられるかを考えています。」

 

【学校と給食の連携を】

鮭

「将来は、たとえば学校で鮭の学習をした日に給食で鮭のメニューを出す。
そして、その場でこどもたちに解説をする、ということができたらと考えています。

学校の取り組みと給食をいかに結びつけるか。
そのためにも、生産現場や学校とのつながりを深めていきたいです。」

別海町 給食センター
〒086-0204 野付郡別海町別海新栄町2番地
TEL 0153-75-2854

《農林水産省フードチェーン食育活動推進事業》