”べつかいの牛乳屋さん”ができるまで ①生乳から牛乳へ (食育レポートVol.35)

別海町が「別海町ミルクプラント」として、地元の生乳で牛乳をつくり、町民の健康増進につなげようと生産を始めたのが1974年。そして2001年、別海ブランドのイメージ向上や食文化創造の拠点づくりの場として、別海町と近隣農協の出資により「株式会社 べつかい乳業興社」が誕生しました。
べつかい乳業興社 牛乳ができるまで

 ▲別海町酪農工場(運営:株式会社 べつかい乳業興社)

 

 牛乳の他、チーズやヨーグルト・バターなど、様々な乳製品を開発・販売している会社です。
べつかい乳業興社 全商品(2014年11月)

 

今回は数ある商品の中から、代表的な商品「べつかいの牛乳屋さん」製造の様子をお伝えします。(一部の写真はべつかい乳業興社提供)
べつかい乳業興社 べつかいの牛乳屋さん

 

■ 搾乳(さくにゅう)
早朝、別海町酪農研修牧場で母牛たちから乳を搾ります。牛は毎日、100L~150Lの水を飲みます。別海町の水は摩周湖の伏流水。おいしい水で育った別海の牛の生乳が原料です。
べつかい乳業興社 牛乳ができるまで

 ▲別海町酪農研修牧場

 

■ 原料乳の受け入れ
搾乳された生乳がミルクタンクローリーで工場へ届きました。1年間で約1800トンの生乳を受け入れます。
べつかい乳業興社 牛乳ができるまで

 

■ 清浄機(クラリファイヤー)
この清浄機では毎分6,500回転という遠心力を使って、生乳の中の目に見えないような不純物まで飛ばすことができます。
べつかい乳業興社 牛乳ができるまで

 

■ ストレージタンクに貯乳(ちょにゅう)する
成分・細菌・脂肪含有量などを検査した生乳は、ろ過したあと、ストレージタンクに3~5℃の間で保管します。
べつかい乳業興社 牛乳ができるまで

 

■ 均質機(ホモゲナイザー)
生乳は放っておくと、表面に脂肪分が浮いてきます。均質機(ホモゲナイザー)を通すことで、脂肪球を同じ大きさに揃え、生乳全体へ乳脂肪分が行き渡るようになります。
べつかい乳業興社 牛乳ができるまで

 

■ 殺菌機(加熱と冷却)
生乳の持っている栄養素を損なわないように、90℃で30秒殺菌し、すぐに冷却します(HTST法)。殺菌の終わった熱い生乳を冷却するのに使うのは、殺菌を行う前の冷たい生乳。熱交換式という効率の良い方法で、1時間に5,000Lの生乳を処理します。
べつかい乳業興社 牛乳ができるまで

 

■ サージタンクに貯乳する
充填まで10℃以下で一時貯蔵するタンクです。アセプティック仕様という、無菌状態を保つタンクが使用されています。6トン×2基、3,000L×2基、2,000L×1基と合計5基あり、製品や製造量によって使い分けています。ここまでの過程を経て、生乳は牛乳になります。
写真手前のコックで製造ラインの切り替えを行い、皆さんの手元に届く容器へ充填(じゅうてん)していくのです。
べつかい乳業興社 牛乳ができるまで

 

 ”べつかいの牛乳屋さん”ができるまで ②充填~出荷 (食育レポートVol.36)へ続く

 

《農林水産省フードチェーン食育活動推進事業》